
畑産業株式会社
ICT事業部
ネットワーク
ソリューション
ネットワークソリューションについて考える場合、大別して、ローカルネットワークとクラウドネットワークがあります。
地域イントラネット等もありますが、ローカルネットワーク(VPNサービス含む)として構成されているケースと思いますが、ここでは、ローカルネットワークとクラウドネットワーク、それぞれのソリューションを検討するにあたり、それぞれのネットワークを整理しておきます。
1. ローカルネットワークについて
・ネットワークトポロジー:
ネットワークの物理的な構造を選定します。組織の要件に適したトポロジーを選択します。(通常は、スター型です)
・ネットワークセキュリティ:
ファイアウォール、IDS/IPS、VPNなどのセキュリティ対策を検討します。ユーザーアクセスの制御や機密情報の保護が必要です。
・スイッチングとルーティング:
データの効率的な転送を実現するために、スイッチングとルーティングの設計が必要で、ネットワークの規模やトラフィックパターンに合わせて構築する必要があります。
・無線LAN (Wi-Fi) の設計:
ワイヤレスネットワークが必要な場合、信号範囲や帯域幅、セキュリティ対策などを考慮してWi-Fiの設計が必要です。
・ネットワークモニタリング:
ネットワークのパフォーマンスやトラフィックを監視するためのツールやシステムを導入します。トラブルシューティングや最適化する必要があります。
・バックアップと冗長性:
ネットワーク機器やデータのバックアップを確保し、冗長性することをお勧めします。ハードウェア故障や災害時の影響を最小限に抑えることが出来ます。
・遠隔アクセス:
リモートワークが増えている現在、安全かつ効果的な遠隔アクセスを提供するための手段を考慮します。リモートデスクトップなどが選択肢となります。
2. クラウドネットワークについて
・クラウドプロバイダーの選定:
例として、AWS、Azure、Google Cloudなどのクラウドプロバイダーを選定します。プロバイダーの提供するサービスや料金体系を比較し、組織の要件に適したものを選択する必要があります。
・ネットワークアーキテクチャ:
クラウドネットワークアーキテクチャを設計する必要があります。VPC(Virtual Private Cloud)やサブネット、セキュリティグループなどを考慮し、効果的なネットワークを構築する必要があります。
・セキュリティグループとアクセスコントロール:
クラウドネットワーク内のセキュリティを確保するために、セキュリティグループやアクセスコントロールリスト(ACL)をする必要があります。
・スケーラビリティと弾力性:
クラウドの特徴であるスケーラビリティと弾力性を活かして、リソースの拡張や縮小が容易にできる設計する必要があります。
・クラウドネイティブサービスの活用:
クラウドプロバイダーが提供するネイティブサービスを活用して、ネットワークやデータの処理を最適化することをお勧めします。
・コスト管理:
クラウドの利用にはコストが発生しますので、リソースの適切な利用、予約インスタンスの活用、コスト管理ツールの導入などでコストを最適化する必要があります。
・データのバックアップとセキュアな転送:
クラウド内のデータのバックアップと転送においてセキュアな手段を確保します。SSLや暗号化を活用してデータの機密性を保つ必要があります。
・運用とモニタリング:
クラウドネットワークの運用とモニタリングを行い、サービスのパフォーマンスやセキュリティの状態を把握します。ログの確認やアラートの設定が重要です。これらの要素を考慮する必要があります。
ネットワークソリューションは、上記のような要件に加えて、 SEIM(Security Information and Event Management)やゼロトラストも同時に考える必要があるので、信頼出来るサポートパートナーと進めることをお勧めします。